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≪第6話≫ 怖がりトモ編
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子供はみんなそうかもしれないけれども、トモは特に暗いところが大嫌いでした。
とにかく真っ暗なところが大嫌い。 ディズニーランドの白雪姫やピーターパンなどのアトラクションも、暗いという理由だけで大泣き!!
それを見て最初は 「どうして怖いの? ママがついてるから大丈夫よ! ほんとうにトモは怖がりなんだから・・・」
と、真剣に考えてやらなかった私。 正直なところ、怖がっているトモを見てちょっと面白がっていたのかもしれない。
ううん、面白がっていた。 そして突き放すように、暗がりへ一人で行かせようとしたこともありました。 だから、いつまでたってもトモの怖がりは直らなかった
(暗がりに一緒に行ってやって、怖くないことをちゃんと一緒に確かめてやらなくて直るわけがない。 突き放すなんて逆効果なことをするなんて・・・なんとも情けないママだこと)。
この間、仕事で知り合った人が、高いところが怖いと言っているにもかかわらず、父親がサンシャインの上から面白がって下を見せてくれたおかげで、僕は高所恐怖症になってしまった・・・と話しているのを聞いて耳が痛くなりました。
私もこんな思いをトモにさせるところだった・・・でも、早くトモの不安な気持ちに気づけたから、今は少しずつ、少しずつだけど暗いところへ1歩、2歩と足を踏み入れることができるようになってきました。
暗がりの向こうでガサッとした音に、耳をたてて私にしがみつくトモ。 「大丈夫、今のはね、ママがちゃんと置いていなかったミカンが落ちた音だよ!!」
そうちゃんと話してやるようになったのは、つい最近のことだから恥ずかしい限り・・・よね。
憤怒痙攣を起こして、息が一瞬止まってしまったあの日まで、トモは一人で戦っていたのかもしれない・・・そう思うと今でも涙が出てしまうトモママです。
それからトモは、何度もひきつけをおこしたのでした。
つづく・・・(次回はトモの反乱期パート3 「ひきつけトモ編」) |
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